ほくりん兄の信仰

私のキリスト教信仰の日常を綴ります。 放送大学大学院 修士課程在学中。関心分野:教誨師史、宗教セクタによる社会福祉史、介護保険受給者認定システム、エスペラント、博物館学、言語行為論

The Lord's Prayer と秋保温泉

主の祈りとは

「しゅのいのり」。救い主(ぬし)イエスが教えた神への祈りかたであると、のちの聖書のうち「福音書」(ふくいんしょ、よい知らせの書物)4つのうち2書にイエスの語りとして記されている。
およそキリスト教徒の中では、主の祈りは祈りの基本のフレーズおよび祈りなので、よく記憶して静かなところで唱えるし、また小物類に印字されたものも愛用者がいる。

秋保温泉とは

仙台の奥座敷と呼ばれた温泉地(の一つ)。伊達政宗公の山城より南のハンティングフィールド(今でいう八木山)より南の扇状地を奥に進むと、川沿いに湯元、もっと奥にもとの温泉自治体の中心、そしてもっと山形県境に近いほうに伊達家馬場跡がある。さすが伊達者である。
秋保温泉はバブル後もコロナ禍後も、なんとか多くの宿が生き残っている。なにしろ(コロナ療養のため県がどれだけ借りたかはともかく)嵐のコンサートや国際学会などが県内で開かれるにつけ、あてにされるのが県内の温泉ホテルである。
昔ながらの地元民用の簡素な浴場もあり、この界隈はロコの生活の一部分として大切な空間である。

私が体験したこと

大学へ学習相談のために、初めて(自分のために)訪れるときだった。私の "The Lord's Prayer" Tシャツを覗き込むようにご覧になった壮年外国人(ご夫妻。たぶんスペイン語ポルトガル語を話す人)が、このバスに乗りたいのだが、と印刷された《インクジェットの仙台駅東口マップに英語と日本語で補筆されたもの》を提示なさった。
それをお借りして、ウーン。ご案内しますから付いて来てください、と申し上げた。
いやあ、マイクロバスを温泉ホテルがタクシー乗り場に付けるのが常態なんだな。たしかに定期長距離バスの待機場が各社となりの数キロ先だったり、長距離バスの実質的乗り場が、東口駅前の向こう正面100メートル先だったり、マイクロバスくらいの利便性には耐え難い困難だなあ。
「このタクシー乗り場だけど時刻どおりにホテルのバスがきますよ」とお伝えして去った。漢字三文字のホテル名を(いま思うとポリスが?)書かれていたから、バスがきたら日本人にそれを見せれば一件落着だろう。
Have a nice trip!