私が少しく悩み事を持っているいま、FEBC 月刊誌を手にして、ああ、なんという紙の無駄なのかと思いつつ、開封した。
12月号本紙は一枚表裏だけで、寂しく感じた。1ページ目で、そのもろもろの思いが覆された。
日本聖公会の西原廉太 中部地区主教は、立教大で教鞭も取られる。人口減少・少子化と聖公会の取り組みについて、番組インタビューの書き下しだ。
ここで驚いたのは、聖公会には教勢拡大のための宣教ということは馴染まないのだということ。
たしかに、イギリスの国教会としては、そもそも国教なのだから、隣人愛のため、神が臨む地上を実現するためには、教会の数を増やしたり教区の範囲を広くして教会員を増やすことは二の次になり、住民の生活サポート事業が大切になる。
英国国教会の宣教師は日本に教会ではなく、まず立教大を立てたそうだ。後には聖路加国際病院も立てられた。
これぞ、「揺りかごから墓場まで」なんだなあ。
主イエスはへりくだって共感なさる。