問題の人
昨日、とある古本フェアで仙台藩の一揆についてまとめられた書籍を購入。さっそく、娘と雑談しながらペロペロと捲った。
なにやら、面白いことを知ることができた。
- 外様大名(伊達など)の元々の領地(今でいう福島県中通りの北部)は、幕政から目が届きにくく、旧態依然とした行政の様式が残っているケースがある。
- 村と領主の間で再三に渡り揉め事が絶えず、大名の執り成しを求めると、いつの間にか領主が飛ばされることがある。
ところで
ところで、いままで身近な感じの「歴史に関する本」というものをこの半生でいくつか見てきて、いま一つ熱中できなかった。それが、この本でかなり考えかたが変わった。
学校の教科書でなくとも、歴史の本であるかぎり、資料(史料)を些かなりとも提示しなければならないだろう。(原典の出典など示されても、果たして著者が読んだのかすらわからないし、古い文字ばっかり翻字されないとなかなか私たちは読めないのだ。)