ほくりん兄の信仰

私のキリスト教信仰の日常を綴ります。 放送大学大学院 修士課程在学中。関心分野:教誨師史、宗教セクタによる社会福祉史、介護保険受給者認定システム、エスペラント、博物館学、言語行為論

一揆寸前

問題の人

 昨日、とある古本フェアで仙台藩一揆についてまとめられた書籍を購入。さっそく、娘と雑談しながらペロペロと捲った。
 なにやら、面白いことを知ることができた。

  • 外様大名(伊達など)の元々の領地(今でいう福島県中通りの北部)は、幕政から目が届きにくく、旧態依然とした行政の様式が残っているケースがある。
  • 村と領主の間で再三に渡り揉め事が絶えず、大名の執り成しを求めると、いつの間にか領主が飛ばされることがある。

ところで

ところで、いままで身近な感じの「歴史に関する本」というものをこの半生でいくつか見てきて、いま一つ熱中できなかった。それが、この本でかなり考えかたが変わった。
学校の教科書でなくとも、歴史の本であるかぎり、資料(史料)を些かなりとも提示しなければならないだろう。(原典の出典など示されても、果たして著者が読んだのかすらわからないし、古い文字ばっかり翻字されないとなかなか私たちは読めないのだ。)